山行報告 | |||||||||||||||
報告者 北川欽造 | |||||||||||||||
山行日 | 9月25日〜28日 | 天候 | 晴れ、曇り | ||||||||||||
ルート | 上高地ー横尾ー涸沢ー北穂高ー涸沢ー上高地 | ||||||||||||||
コース タイム |
9月25日 京田辺(6:00)−平湯温泉(11:00)−上高地(11:50)−横尾山荘(15:00) 9月26日 横尾山荘(6:10)−涸沢小屋(10:20/10:40)−北穂高岳小屋(16:00) 9月27日 北穂高小屋(6:10)−涸沢小屋(9:00)−横尾山荘(12:00)−平湯温泉(16:30) 9月28日 平湯温泉(10:00)−郡上八幡(12:00/14:00)−京田辺(18:00) |
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参加者 | CL : 北川 SL : 山口 男性 : 3名 北川 守口 山口 女性 : 3名 加藤 山田 吉津 計 : 6名 |
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山行報告 | |||||||||||||||
「日本一の大紅葉見物を・・・・」と大々的に宣伝したが、今年の猛暑で異常なまでの気象の為か紅葉期は遅れ、良き最盛期は空振りに成った。
3日目は前夜の雨の為,岩場が凍結の恐れ有りと判断し、涸沢岳・奥穂高岳・屏風のパノラマコースを諦めざるを得なかった。 そのため後半は観光コースに変更し、明神池及び郡上八幡散策とした。 後日機会が有れば再度計画したいと思う。 9月25日(土) 京田辺を6時頃マイカーで出発し、平湯温泉を目指す。 アカンダナ駐車場からシャトルバスで上高地へ、小休止の後総合案内所に登山届を提出し、12:10頃横尾へ向けて出発する。秋とは言っても未だ夏の名残の梓川左岸を足慣らし、15:00頃に横尾に着いた。 屏風が聳え、横尾大橋の向かいに、2年前に新装なった横尾山荘は従来のイメージがあったが、新しく、眩しい感じ。木の香が薫り温かい迎えの対応が良かった。 平成11年に付け替えられた横尾大橋で記念写真を撮ったり、歓談で午後を楽しんだ。 9月26日(日) 朝日で黄金色に輝く前穂とほぼ満月がその上に残り、今日も好天が期待できる。 身体をほぐし6:00に出発、道すがらケショウヤナギやトリカブト、花期終わりのミヤマシシウドが径端に点在する。横尾谷の流れる音が心地良い。疎林の間に屏風の岸壁がそそり立つ。正面に南岳が見え、北穂が見えてきた。良く見ると北穂の小屋も見える。右側は西へ横尾尾根が続き、天狗原へと続く。この尾根には登山路はないだろうが、仮想登山を思い巡らし、蝶が岳からの展望よりも素晴らしいパノラマを想像する。 本谷橋から急登が始まり、未だ夏の様な樹林が続く。ナナカマドは未だ青く実のみが赤い。登りが続き少々疲れ気味だったが、涸沢に着いた。 10:00明日泊まる予定だった涸沢小屋でくつろぎ、前穂と北尾根、吊尾根、奥穂高岳の展望を楽しむ。このまま好天が続いてくれたら、北穂高小屋からの大キレット越しの槍ガ岳は素晴らしい事だろう。 10:20いよいよ北穂沢を登る。ガレ場を進み、涸沢小屋の水源溜めを通過し、岩場と成る。前穂北尾根は目線と同じ位になり、確実に高度を上げている事を悟る。 浮石に気を配り、疎林が低くなる。急登が増す。 鎖場で少し渋滞するが、小休止には丁度良い。先ほどまでの好天は少しガスがかかり、上のほうから曇ってくる。バテ気味だったが、何とか南稜のテント場に達した。稜線に乗り、あと少しだと自分に言い聞かせた。 岩場の上から仲間の励ましの声が聞こえ、やっと北穂の頂きに着いた。 予定より1時間ほど遅れ、北穂小屋でチェックインしたのは16:00頃だった。 小屋の一夜は雨音の中だった。明日の行動が思いやられる。
昨夜の雨でテラスのテーブルはシャーベット状に凍っている。天候は曇って大キレットも槍も見えない。20年前に数回も感動した大パノラマは全く不調に終わった。 岩場の凍結や天候状況を考え、今回のクライマックスは諦めざるを得なかった。 6;20北穂高岳に再び立ち、往路を戻る。何時かもう一度挑戦しようと決めると心が軽くなった。ガスが晴れ、北尾根が再び見え出した。 昨日より気のせいか秋が少し進んだ景色を9:00涸沢に降り立ち、今夜の宿泊予定だった涸沢小屋で宿泊をキャンセルする。 沢音が近づき、もう本谷橋かと思われるが、下山路は長かった。 行動予定を1日早めた為に、観光コースに切り替えた。前穂の前に明神岳が、明神橋の向こうに聳える。観光客も増えるが、神聖な神の鎮座する聖域は何度訪れても心が洗われる。浮島に鳥が佇み、木道で体を休める。来訪者のざわめきが、逆に静寂さに打ち消されるようだ。梓川の右岸を今度は自然探勝路の木道を16時のシャトルバスに遅れまいと急ぐ。ほんの1時間余りの距離は長く感ぜられた。 1日早めたひらゆの森で大露天風呂に浸り、飛騨牛のご馳走を味わった。
ひらゆの森の朝市の店を覗いて、郡上八幡を目指した。 神通川上流、宮川の支流川上川沿いを遡り、快適な郡上街道の森林地帯を快走する。 坂本峠を越すと、郡上市に入った。市域は広く、車の数は少なく村里が点在する快適な街道が続く。名水の生まれる町で百名水の宗祇水に立ち寄る。口に含むと命が延びる感じ。教えて貰った蕎麦店「平甚」で大盛そばを吉田川で遊ぶカヌーやラフティングを見ながら味わう。やさしい町の雰囲気や店々の対応で楽しく散策した。 18時頃京田辺に無事帰着した。 みごとな紅葉は期待出来なかったが、皆様に大変御世話に成り有難う御座いました。 |
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北穂高岳に登る | |||||||||||||||
山口 博 | |||||||||||||||
山に登ると四季それぞれに感動を与えてくれる。 初春に雪の中から顔をだす水芭蕉、雪解けに咲く福寿草、春の可憐なカタクリの花、夏山の砂礫に咲くコマクサ、秋の紅黄葉、冬の樹氷等一年中山から元気を貰っている。 元気で山に登れる事に自分の健康と家族や仲間に感謝しています。 強く印象に残る紅黄葉は秋田駒ガ岳・平ガ岳に登った折の会津駒ガ岳への道中から見た紅黄葉、裏剣縦走路の全山紅黄葉、池の平、仙人池からの見た秋の劔岳が特に印象に残っています。 以前「山と渓谷」で見た涸沢の紅葉が印象に残り、是非見たいと思い5年前に計画しましたが一人が急に行けなくなり中止、一昨年は9月末に雪が降り断念、昨年は都合が悪くて、今年は是非行きたいと思っていたら北川さんが例会で計画をして呉れました。 9月は天候が不順で予定した23日は雨で25日からに変更しました。 新田辺を北川さんの車で6時に出発し、11時に平湯に着き、11時20分のバスに乗る事が出来て、3時に宿泊地の横尾山荘に着きました。 横尾山荘は新築されて綺麗になり、風呂もあり山小屋とは思えませんでした。 26日6時10分に横尾山荘を出発し涸沢には9時に着きました。期待した紅黄葉は今年の猛暑で全く駄目で1週間位早い様です。ヤット実現し、紅黄葉を楽しみに来たのに残念です。素晴らしい天気で正面の南穂高岳の稜線を見ながらの登りは苦しさを忘れさせて呉れます。又10年以上前に歩いた表銀座の連峰、蝶槍、三角推の常念岳もはっきり見えます。
27日は雨も上りましたが、明け方にみぞれが降っており、風もありガスで展望もなく昨夜の雨で縦走路も濡れており相談の結果、安全第一で縦走を諦めて下山しました。 |
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